2019年5月9日木曜日

先週のメイキングの続きになります~

※今週も金曜日が昼夜仕事入っていて更新が難しそうなので、今週の定期更新をフライングで更新します!!

いやー、最近暑くなってきましたね……。
寒いよりは暑い方がまだ耐えられるんですが、その前にある梅雨の時期が一番嫌いなのでその辺りのテンションは毎年沈みがちです_(:3 」∠)_
梅雨というよりジメジメしてるのが苦手なので、仕事でタイに一週間ほど行った時はずっと辛かったです(笑)
物価の安さには驚きましたけどね~。
気候に耐えられる人なら旅行にはもってこいじゃないかな。実際、入国審査で並んでる間に見てた感じだと観光に来てる人も多かったですし。

――と、まぁそんな話はさておき、先週の続きになります!!
という訳で、ラフ~着色までを今回メイキングとしてやっていきたいと思います。
(こっからの順番は正直、人によって進めやすい順番があると思いますので、この人はこういう順番で進めてるんだな~程度に思っていただければと思います)
1.先週に投稿したラフに、まず雲を描き足していきます。
雲やその他のパーツに関しては、またいずれブログで細かく描き方とか説明していけたらな~と思ってますので、そっちを知りたいんだけど!! っていう方はしばしお待ちを……。
もしくは、自分がいつも見ている参考本を最後に載せておきますので、そちらも参考にしてみてください。

雲を描く時に意識する点としては、風の向き・雲の流れる向きを意識して描いていくと雲の向きがチグハグになったり騒がしくなる事も無く、違和感が出なくなりやすいと思います。
後は、教本を持っている方だったりネットでメイキングを調べたりしている方なら見たことあるんじゃないかなーっていうくらい有名なやつですが、手前から奥に向かってジグザグに雲を配置して、かつ手前の雲を大きく・奥の雲を小さく描くと奥行きが出ますので、奥行きを出したいんだけど……って悩んでる方はぜひ試してみてください!!

視線誘導とかもあるんですが、上で説明している物も含めていずれ詳しく、それに特化させた記事で説明したいなって思ってるので、待ちきれない!! って方はぜひ調べてみてください(笑)
(まぁ……視線誘導に関しては自分もちゃんと出来てるか不安が残りますが……!!)

2.雲だけだと『物足りない』『味気ない』『どんだけ標高高い or 辺り殺風景なの』って感じになってしまうんですよね……。(もちろん、そういう設定の絵なら全然問題無いです)
この絵は雲をメインにしたかったので、前回の写真のまま向かいの建物を入れてしまうと雲がめちゃくちゃ隠れてしまう……。どうしましょう?

ってことで、山をちょこっとだけ入れてみました。
煽りの構図なのでガッツリ映る事はあんまり無くて、むしろちょこっとだけ入れる事で「近くに山がある」「山頂が少し映ってる程度だからそんなに近くない」「でも小さい山ではなさそう」っていう感じの情報を絵の中に入れたつもりです。
逆に距離が近いことを表現したい時は、山をデカく描けばその分近いっていう印象になります。
もちろん近くなればその分、山の木々の描き込みをしないといけないのでそこは気を付けてください。

3.ぱっと見だとわからないんですが、クリッピングで山の影の部分を描き足してます。

4.その後に、さらに新しいクリッピングレイヤーで光の当たる部分を描き足します。


5.光源(今回は左上)を描きます。
光源に関しては、通常レイヤーで色を重ねていく方法がやりやすいっていう方も見かけたことがあるので一概には言えないんですが、個人的には『加算(発光)』レイヤーを使うことが多いです。
発光レイヤーにした状態でグラデーションを使って、光の伸び具合はグラデーションを掛ける時に調整しています。
ゴッドレイのような伸びる光だったり、眩しかったり刺さるような光を描きたい場合は別の方法を使うことが多いですが、それもまたの機会に紹介できればと思います。
※発光レイヤーは使う色によって光の印象が変わりますので、いくつか試してから決定する事をおすすめします。

6.これはただ自分が気になってやっただけなので、必要かどうかというと微妙なんですが……。
ちょっと線の色が濃いかなぁと思ったので、線画レイヤーにクリッピングをして明るい色を塗った後でクリッピングレイヤーの不透明度を下げて、線画を少しぼかしました。
厳密には違うのかもしれないですけど、色トレスみたいな感覚です。
他にも色々やり方ありますし、もし線画の線をぼかしたい時は慣れてる方法で良いと思います。

7.外から入ってくる光を描きます。
光の表現の仕方も人によって様々だと思いますが、自分の場合は『スクリーン』『加算(発光)』『オーバーレイ』を使うことが多いです。
状況によって明確に使い分けるというより、大体は全部試してみて「これかな?」みたいに選びながら最終的に良い感じへ持っていけたらと色んなパターンをやってみてください!! としか言えない!!
光は、窓や隙間から差し込んだ直後はハッキリ・クッキリと輪郭がありますが、距離が伸びるにつれて輪郭がぼやけていくので、それを意識してみると描きやすくなるかもしれないです。

今回はここまで!!
次で終わりになると思いますが、そしたらまた他のいつも通りに描いてる絵でしっかり説明するか、パーツ毎での説明をするか……どっちになるかわかりませんが、そんな事を考えています。
コメントはあえて出来ないようにしているので、ブログでは意見を集めるみたいな事ができないですが、もしどうしても、これ気になるんだけどみたいなのがある時はツイッターとか何かしらで連絡を取っていただければと思います~。

それではまた来週~!!

※自分がいつも参考にさせていただいている教本はこちら↓
背景作画 ゼロから学ぶプロの技 神技作画シリーズ
(アフィリエイト登録はしてないので、純粋にオススメの紹介になります)
自分が背景・風景の分野で尊敬しているmochaさんの教本で、とてもわかりやすい解説が載っています。
初心者の方にもひたすらオススメの一冊です!!

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番外編
 1.

2.

間違い探し~!!
……っていう訳ではないんですが、似たようなもんかもですね。
前回の最後の方で言っていた致命的なミスの修正と、あと影の濃さの修正をしてみました。
まず致命的なミスからなんですが、一枚目がpixivに投稿してある方・二枚目が今日描き直したばかりの物になります。……わかりましたでしょうか?
窓のサッシの影が抜けてたんです!! このままではサッシが幻覚になってしまう……。
それはイカンってことで影を追加しました~。

で、その作業しながら「なんかサッシの影薄くね?」って思ったんです。
なので、ついでにサッシの影も少し色を濃くしてみました。
ずっと前に友達から指摘された事なんですが、どうも自分は影を薄く描きがちみたいでして。
一枚目と二枚目を見てもらうと、二枚目の方がメリハリがはっきりしてると思うんですが、影の濃さ一つ取ってもこんなに絵の印象って変わっちゃうんですよね~っていう良い参考例になるんじゃないでしょうか。
なので、影をつける時は色が濃い分にはメリハリが付くので、イラストにもよりますが薄いよりは濃い方が良いかもしれないですね。


これを次回にして、同じイラストが何枚も同じ記事内に載るのは見た目がややこしくなるかなって思って避けたかったので、修正も時間かからなかったので今回に載せちゃいました。



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